2006 7月7日 鮎 ( 友釣り ) 東城川

 7月6日、営業中に「お〜い、明日鮎でも行ってみるか?」とマスターが声を掛けてくれた。ちょうどGTツアーが台風3号の影響で中止と
決断した翌日のことで、『7〜8月が何しよっかなぁ…?』などと思案にふけっていた最中だった僕は、迷わず「うん。行く!!」と即答。 実に
8年ぶりの友釣り釣行となった。
 本来ならば自分で全ての仕掛けを作ることからスタートするのが『鮎師たるモノ!!』なのだが、既にマスターが自分の予備も含めて事前
に沢山作っているようなので、ここは甘えることに…♪あとはそれぞれのパーツ部分へのノットを覚えているか頭の中で確認してみる…。
『投げなわ、8の字、電車…』うん、OK!! 一応覚えているようなので、あとは現地で実釣あるのみ♪
 ここ数日、ワールドカップ観戦やら、ウィンブルドン観戦やら、大阪出張などと朝4時起きに慣れている体のせいか、予想外にも目覚まし
に頼ることなく目が覚めて、いそいそと身支度をしてマスターを迎えにマニアへ。さすが、マスター!! 既に準備万端で出迎えてくれました。
 実に8年ぶりの友釣りであるためか、東城川までの道中も同様に8年ぶりの182号線をドライブ。久しぶりに走るのも手伝ってか『東城
ってこんなに近かったかな!?』というくらい早く到着。オトリを2尾づつ購入して、さっそくポイント選びへと上流へ向けて移動。しかし、僕に
とって上流は未知のエリア。(過去4回ほど東条川で友釣りをしたポイントは全て東城の街よりも下流ばかり)何処をどう見ても新鮮なフィ
ールドです。(正直、『アマゴを狙うのにちょうどいいんじゃない!?』って渓相のポイントが数多く点在しています。過去に二度アマゴの解禁
では小奴可エリアへ行った事があります。)
 前日(6日)にA君が好い釣果を出したエリアには既に先行者がいるようなので、そのちょっと下流へと入川することに。

 
普段の水位よりも約50cm(膝下分くらい?)ほど高い東城川(水温は15℃)

 オトリ缶を川に漬けて水温に慣らして等々、一応の手順はそれとなく覚えてました♪しかし、、ビックリしたのが鮎竿です!!8年前は天糸
を竿先のリリアンに『投げ縄結び』で結んでいたハズが、リリアンではないじゃないですか!! ハズレ難いようにロック機能まで付いた『メタ
カラマン』!!これには感動しましたねぇ!! 何せ下手な投げ縄結びで鮎を掛けた瞬間に天糸から全てが『サヨ〜ナラ〜』って苦い経験がある
僕には、ホントに目から鱗の機能です!!仕掛けのセットが全て完了し「ここから狙ってみぃ」とマスターに薦められた立ち位置に腰を据えて
次なる作業は緊張の鼻カンを鮎に通す作業です。実は鮎を暴れずに優しく掴むことが結構苦手だった僕なのですが、8年の歳月が僕を
どう変えたのか、いとも簡単に鼻カンスムースイン♪『おいおい!! 俺って結構ヤルじゃん♪』と独りでご満悦♪さて、あとは鮎を掛けるだけ
です!!
 時刻は8時半を回った頃から釣りを始めたのですが、お店を放っておくわけにはいかないので、11時がタイムリミットです。約2時間半で
いったい僕に何尾の鮎が掛けられる(掛かってくれる)のでしょう…。
 僕が体である程度覚えているのは『泳がせ釣り』です。水中糸や目印に掛かる水流(流圧)を利用して鮎自身があちこちに自由に泳いで
いく内に野鮎に遭遇する(遭遇してください的)釣法です。降水量が多く、日照時間も少ない最近の状況においては、正直言って攻撃的と
は言えず、待ち=受身的な釣法ですが、僕はコレしか知りません…!! ただ、『引っ張りすぎて大事なオトリ鮎を弱らせないように!!』それだ
けを念頭に糸のフカセ加減に集中しました。集中していると時間の経つのも早いものです。20分は過ぎたであろう頃に目印が激しく水中
に入った瞬間、竿にズシっとした重量感が伝わってきました!! 待望の野鮎のヒットです♪慎重にオトリ鮎を水面に出すと、その後ろで掛か
った野鮎が必死にもがいてます♪『よ〜し久しぶりだけど…』と抜きの態勢に…。オトリ鮎とさほど変わらぬサイズの野鮎をぶら下げての
空中輸送=引き抜きが、これまた8年ぶりなのに気持ち良く成功♪『ん〜〜〜〜♪コレコレ!!』と独りで有頂天です♪引き抜きの格好が上
手い下手に関わらず、ちゃ〜んと手網に入ったのが嬉しいんですね♪ さぁ、オトリ鮎も元気な野鮎に入れ替わって、『これから入れ掛かり
じゃぁ〜!!』と意気込んで、再開です。さすがに掛けたばかりのオトリ鮎、元気に流芯に入っていってくれます♪『いいねぇ!! その調子♪』と
思ってると、グ〜んと竿に重みが乗りました。『…エビ(掛け針が仕掛けに絡み鮎がエビ反りになる状態の事)?』と思い、オトリ鮎を水面ま
で引き上げると、エビになっておらず、ちゃ〜んと野鮎を掛けてくれてるじゃないですか!!(その後マスターに『それはオバセ過ぎじゃけぇ、
アタリが出んかったんよ』と教えてもらいました。)『オイオイ!! マジで入れ掛かりモード突入かぁ♪』と2尾目は速攻キャッチ♪
 そうこうしていると上流からマスターが様子を見に来てくれて「どぎゃんな?」に「今、2尾」。「ほぉかぁ、なかなか掛からんのぉ…。上でも
まだ4〜5尾じゃけぇのぉ。まぁ水温も1℃上がったけぇ、もう少しは掛かってくるようになるじゃろ。」と…。さすが、マスター!! 倍のペースで
キャッチしてます。そんな時、常連客の岡崎さんが土手から声をかけてきました。どうやら、オトリ鮎を購入できず川を見て移動していたと
ころ見慣れた車(デリカ君)を発見し河原まで降りてきたそうです。マスターが快くオトリを分け、三人で釣ることに。
 実のところ僕は以前から友釣りに関しては呆れるほど場所を移動しません。川歩きが苦手なせいも手伝って、とにかく石のように動きま
せん。今回も10mほどの間をそれはもう、しつこく泳がせているばかりでした。水温もなかなか上がらないのも手伝ってまたまた掛からな
い時間がきました。さすがに『これはイカン!!』と3mほど下流に下ってオトリを入れると…。来ましたね〜♪3尾目に掛かった鮎はグッドサイ
ズ!!ガンガン流れに乗って下っていきますが、川歩きが嫌いな僕は当然、無理矢理引き抜きです。途中でワンバウンドしたものの、無事に
手網に収まりました。それにしても鮎って面白いモンです。明らかに自分よりも大きな個体であっても、縄張りの中に入ってくれば果敢に追
ってくれるんですよねぇ!! 3尾目に掛かった鮎があまりにも小さかったし、まだオトリ鮎も元気そうだったので、オトリ交換せずにそのまま投
入。まだ一度もオトリを通していない石の際を通過した途端に4尾目ヒット♪今度はサイズも平均的だったのでオトリチェンジ。そうやって5
尾目までキャッチしたものの、それからが大変でした。泳がせど、泳がせど掛からず時間が刻々と過ぎていくばかりとなりました。
 タイムリミットが近づいたころ、広範囲を釣り歩いていたマスターが戻ってきて、何やら『こっちの竿を持て』との仕草。マスターの使ってい
た竿を受け取り、竿を立てると『そうじゃのぉて、ベタ竿にして』そう、僕の釣り方では数が伸び難く、オーソドックスなスタイルなので、最新
の『引き釣り』を教えようとしてくれていたのでした。10分ほど手ほどきを受けたころにガツン!!っとアタリが出た♪新しいスタイルで早々に結
果が出ると嬉しいものです!!まして、2時間半ほど鮎を泳がせ続けたポイントでいとも簡単に掛かったのですから。オトリが元気そうだし、残
り時間もないため、そのまま投入し『引き釣り』開始。と、オトリが沈んで、ス〜っと引き上げた途端、速攻でまたヒット♪『引き釣り』の効果
をまざまざと体験できたのが、今日一番の収穫といってもいいでしょう。
 結果、僕が7尾(マスターが14尾)と8年ぶり&増水+低水温での釣行結果としては、まぁ良しとしましょう!! 何より新しい釣法『引き釣り』
を覚えたことにゴキゲンとなった釣行でした!!

ひさしぶりの友釣りに姿を見せてくれた鮎たち

 また、釣行の機会があれば新しく覚えた『引き釣り』と自分の覚えてた『泳がせ釣り』を状況と場所に応じて使い分けたり、時にミックス
できるように色々と試してみたいと思ってます。

 最後に、今回のレポートを読んでくださったアングラーの方々は、ひょっとするとバスアングラーの方が多いかな…?『鮎の友釣り』って
凄くお金がかかる釣りだと思われるかもしれませんが、実際、初期投資額は結構な金額になりますが、それでも皆さんが持っているバス
タックル3〜4セット分くらいです。その後は正直バスフィッシングより全然お金はかかりませんし、限られたシーズンでしか遊べませんの
で、気合も入りますよ〜!! 川のせせらぎに鳥たちの囀りと自然を満喫できる上に、清流の女王=鮎の引きはビックリするほど力強いもの
です。生きた鮎を操作する難しさと、楽しさetc、楽しい要素がいっぱい詰まってます♪いつかチャレンジしたくなった時には、遠慮なくご相
談くださいね!! その時は是非、一緒に行きましょ〜!!